インターネットを使って
パーソナルメディアの所有者は同じような傾向にある人と結びつきやすい。たしかに、キーワード検索で自分と別の傾向の人たちとの出会いのチャンスを得られるが、気軽にキーワード検索をする場合は、自分の趣味・嗜好の範囲内で言葉が浮かぶ。匿名の他者はパーソナルメディアの所有者と同じ傾向の持ち主の可能性は高くなる。そうした状況で、インターネットを使って匿名の他者との出会いを志向する傾向の強い者同士もつながっていく。その一つに「出会い系サイト」がある。また、二〇〇三年二月から、ネットで無料逆援を呼びかけて実行に移した事件が連鎖しているが、「ネット心中」に魅力を感じたもの同士を結びつける「心中サイト」も、そうした傾向の一例に過ぎない。メールとチャット「出会い系サイト」でのコミュニケーションは、掲示板から派生するメールでのやり取りと、そのサイトに開設しているチャットでのやり取りがある。
