一度会っただけの人
「あれっ?偶然だなぁ(笑)」仕事を終えて帰りの電車を降りると前に彼と一緒に飲みに行った時、偶然出会い、彼の友達だと紹介された援交相手の男性がいた。
「家、この近くなの?」いくら彼の友達だと言っても彼との面識は、ほとんどなかったので念のため、「友人の家に遊びに行くんです。」と、嘘をついた。
「そうなんだ(笑)」意味ありげに笑う彼。
何だか気味が悪くなって、「急いでいるので失礼します。」と、早々にその場を去った。
何となく嫌な予感がして真っ直ぐ家に帰る気になれなかったので、意味もなく駅の近くにあるお店をプラプラして、本当は、真っ直ぐ家に返って休みたかったけれど、あえて友人に連絡をとって、遊ぶ約束をして友人宅へ向かった。
移動している最中、何度か視線を感じて辺りを見渡したけれど誰もいない。
何を怯えているんだろう?と自分でも不思議に思いながらも、周囲に気をつけながら友人宅へ向かった。
「珍しいわね、突然、遊びにくるなんて(笑)」「うん。
ちょっと・・・ね(笑)」友人宅に入ると視線を感じなくなった。
今日の出来事を友人に話すと・・・。
だから出会いが本当にある。
「何?そんなにステキな人なの?意識しすぎじゃない(笑)」と笑われた。
そうよね。
一度会っただけの人が私の後をつけるわけがない。
そう、きっと勘違いに決まっている。
でも、どうして、こんなに不安なんだろう。
